*この記事は2020/8/6に加筆修正しています。
タイトルの通り、初心者あるあるで「くさり編みの作り目から編地を編んでいるのだけど、2段目を編むときに数え間違えかミスで足りなくなった」というものがあります。
私は何度も経験しました…。
そんな失敗をカバーするため、私が今編んでいる「ストール」を例にくさり編みの作り目を多めに編んで、後から解く方法を紹介しようと思います。
それでは目次からどうぞ。
かぎ針編みの作り目
かぎ針編みの作り目は、大きく以下の2つがあります。
- 「わ」の作り目
- くさり編みの作り目
※他にもいきなり細編みを編む作り目とかもあるそうです。
このうち、くさり編みの作り目を作って編んでいくような時ですが、
最後の方になって「なんかずれてる!」「作り目が足りない!」なんて事態になったりしません??
特に100目を超えるような長い作り目の時に起きがちで、長い分、やり直すのが大変な手間という…
作り目が足りないのなら、最初に多く編めばいいじゃない♪
見出しはマリーアントワネット風にしてみました。
そうです、そういうときのために、最初から作り目を追加して編んでおくと保険になります。
目安としては、作りたい目の+1割増しくらいにしています。
今回例にあげたストールも、こんな感じで余った作り目があります。
多めに編んでいるので、2段目以降に足りなくなるということはまずありません。ストレスフリーで次の段に進むことができるのです♪
余った作り目のほどき方
まず、一番端の結び目になっているところを「とじ針(糸始末用の針)」などで解きます。
そこを解いたら、ループが上の写真のようにできます。
ループに針をいれ、図のように引っ張ります。
このとき、編地を普通にほどくときのように糸端を普通につまんでひっぱってはいけません。
1目1目ループに針をいれて、ゆっくりとほどいていくことになります。
最後に、普通に糸始末して終了
最後までほどけたら、いつもどおり糸始末して終了です。
この方法は1目落としたりといった「ミスをカバーするためのテクニック」ですから自己責任でお願いします。
といっても作り目が1目ずれたりしたところで、大きく影響するかといえばそうでもない…というのが私の見解となっております。
以下、私の編み物記録が続きます。
シャンベルストール編みかけ
最近は、夏向けのストールを編んでいます。
まず、フレンチリネンを使って爽やかに仕上げたいともくろんでいます。
糸はセールで購入しました。
40gで定価が500円(税抜)。フレンチリネン100%の糸ではお手頃ではないでしょうか。
かぎ針編みだとレース針2~0号の細い糸で糸長は220mあります。
全13色でいずれもくすんだような色合いが上品で素敵。
とりあえず5色買ってみました。
上段左から5番(ガーデン)、2番(グレージュ)、1番(アイボリーホワイト)
下段左から7番(スモークピンク)、3番(エクリュベージュ)
になっています。
1番アイボリーホワイトを除いた4色を使おうと思っています。
編み始め。3番エクリュベージュをベースにすることにしました。
編み方は軽く隙間があり、また糸の風合いを生かせるシンプルなものが良いなと思って「ダブル方眼編み」で行くことにしました。その名の通り方眼編みを2重にしたような編み方になっています。
使用針はレース針2~0号になっていますが、ゆるく編もうと思ってかぎ針2号を使用しています。
どんどん編んでいきます。
シャンベルですが、細い糸だけどしなやかでキシミ感はありません。
柔らかくさらさらな編地は触り心地も良いです。ツヤというか鈍く反射するような自然なツヤもあって綺麗です。
ちなみにシャンベル(CHANVRE)ってどういう意味か調べたら、フランス語で「麻」だそうです。おしゃれだけど意外と安易なネーミングだったんですねw
糸始末が大変になりそうだけど、気ままに色替えしながら編み進めました。
この時点で60センチ弱。さすがにここまで編むとなんとなく完成時のイメージが出てくるような気がしてきます。
あとはこのまま編んでいくだけですが、時間は結構かかりそう。
気長にがんばります。