こんにちは、かぎ針編み大好き歴4年のtreesです。
かぎ針編みにはまって以来、こもの中心に色々なものを作ってきました。
この記事では、普段私が使っているかぎ針編みの道具を紹介していこうと思います。
かぎ針編みを始めるにあたり、多くの道具は必要ありません。
最初に最低限の道具を揃え、後々作りたい作品や目的に応じてゆっくり買い足していくのが無駄がないと思います。
今回はまず必要となる道具にあわせて、あると便利な道具、作品のクオリティをより向上できる道具を、実際の作例写真を交えながら「どう便利なのか」「メリット」を合わせて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
それでは目次からどうぞ!
- 糸を編む動作|最低限必要な道具4つ
- 超初心者さんにおすすめなスタートキット&何を編むか。
- 基礎知識を簡単にチェック|基礎本
- 編み目の目印に|目数リング
- 編地を落ち着かせ、形を整える|アイロンセット
- ほつれ止めや作品の仕立てに大活躍!|手芸用ボンド
- 使い勝手&デザイン性のUPに|布生地&裁縫セット
- 繊細なレース編みやモチーフを編んでみよう!|レース針
- 寸法出し&アクセサリーやがま口を仕立てよう|工具類
- 作品のデザイン性をUP|副資材
- 補足
- まとめ
糸を編む動作|最低限必要な道具4つ
こちらがかぎ針編みをするうえで、必要最低限な道具4点です。
いずれも100円ショップで購入できるので、かぎ針編みはわりと気楽に始められる趣味なのではないでしょうか。
それでは①~④の道具について少し詳しく説明していきます。
①糸
羊毛、ヤギ毛、アクリルといった保温性にすぐれたふっくらした毛糸類(冬糸)、またリネンやコットンといった植物を素材にした糸(夏糸)などたくさんの種類があります。
素材に加え、色や太さなど色形もさまざま。
これらを組み合わせることでユニークな世界で一つだけの作品を編むことができ、それもかぎ針編みの大きな魅力です。
100円ショップで買える物もあるし、手芸メーカーから出ている物もあるし値段もぴんきりです。
さて、糸を購入するとこういった糸ラベルがついてきます。
糸ラベルには、その糸の素材や重さ(長さ)、原料や洗濯表示などさまざまな情報が記載されています。後から見返せるように保管しておくのがお勧め。
(参考)モチーフと合わせて糸ラベルをファイリングして整理している方法
糸見本を作成して在庫糸を管理。糸の組み合わせを考えるときにも使えます。 - 空気クレヨン
また、セーターやマフラーなど多くの糸玉を必要とする作品を仕上げる場合、Lot No.(ロット)を揃えることをお勧めします。
というのも、同じ型番・同じ色番の糸でも染める工程で「微妙な色の差」が出る場合があるからです。わずかな差ではありますが、気になる方は念のため必要な玉数+αで購入しておきましょう。
②かぎ針
糸には細い物から太いものまで色々あるので、対応するかぎ針編みの太さにもバリエーションがあります。
先端のフックの大きさに応じて●●号、というように名前がついていて、数字が大きいほど太い糸が編めるようになっています。
同じ糸を編む場合でも、細いフックで編むと糸のループ(輪)が小さくなるため目の詰まった仕上がりに、太いフックで編むとループが大きくなるためゆるくざっくりとした仕上がりになります。
前述の糸ラベルのピンクの枠で囲った部分にあるように、ラベルには目安となるかぎ針の号数が書かれています。まずはこれを基準に、あとは個人差(人によりきつくなりがち・ゆるくなりがち)に合わせて針の太さを選ぶのがいいと思います。
100円ショップでもかぎ針は購入できます。
メーカー品がいいなという方は、以下のものが有名どころかと思います(私はアミュレのセットを愛用してます)。
価格は1本数百円程度で、セット売りだと多少値引きがかかります。
③ハサミ
ハサミは糸切り用に使用します。手芸用のミニサイズのものが使いやすいかと思います。
私は100円ショップの物を愛用しています。
④とじ針
編み物用のとじ針は、主に2つの役割があります。
ひとつめが、編み始めや編み終わりの糸端を編地(編んだ生地)に隠す処理に使います。
ふたつめが、縫い物と同じように編地を縫うようにつなぎ合わせたりするために使います。
こちらも糸の太さに合わせて、様々な太さがあります。
100円ショップで2~3本セットで購入できます。
超初心者さんにおすすめなスタートキット&何を編むか。
超初心者さん(初めて編み針を持つ人)は何より編む動作そのものに慣れる(練習する)ことが必要になります。
そこでお勧めなのがまず100円ショップで、以下の道具(ワンコインで揃えられるスタートキット)を揃えます。
- 太目のアクリル糸(色は薄め。濃い色だと編み目が見えにくいので)
- ↑のアクリル糸に対応した6~8号程度の編み針1本
(メーカー品がいい方は通販または手芸屋さんへ!) - ハサミ
- とじ針
そして、YouTubeで動画を見ながら、以下の基本的な編み方を覚えていくのがいいと思います。毛糸メーカー各社からも分かりやすい解説動画が出ているので、利用しない手はありません。
- 細編みの円編み 「細編み」「円編み」で検索
- 細編みの往復編み 「細編み」「往復編み」
- 長編みの円編み 「長編み」「円編み」
- 長編みの往復編み 「長編み」「往復編み」
まずは上記のような基本をおさえるのが良いと思います。
練習してるとまるやしかくの編地ができるので、ほどいて再利用してもいいしアクリルたわしとして掃除につかうのがいいと思います。シンクの汚れもよく落ちますw
私もかぎ針を初めて握ったときは以下のような消耗品を編みながら、編む動作を練習していきました。
基礎知識を簡単にチェック|基礎本
かぎ針編みの基礎を指南するような「基礎本」はあるとかなり便利なアイテムです。
(基礎本があれば上記のYoutubeを見なくてもじっくりと編む動作も練習できます)
薄いものですが、なんと100円ショップでも売ってるのを見ます!
かぎ針編みレシピには、編み物の設計図にあたる「編み図」というものが掲載されているものがほとんど。それは「編み記号」という独特な記号で書かれています。
そういった編み図に合わせて、編み方を写真や文章で補足しているものが多数であり、それらを調べるために基礎本があればイチイチ検索や動画で確認する必要がないので楽です。
また、糸が途中で無くなった時や色替えをしたいときなど、編んでいると次々に沸いてくる様々な疑問にも答えをくれます。
私・treesは紹介した基礎本のうち2番目のはじめてでも楽しく編める かぎ針編み手帖を持っています。こちらの本に掲載されている作品は可愛く実用的なものが多く、またいろいろな編み方を写真を交えて解説されているのでとても分かりやすいです。
様々な基礎本、初心者本がありますし、書店なら中身も確認できるので是非チェックしてみてくださいね。
編み目の目印に|目数リング
これは目数リングというもので、100円ショップでも買えるアイテムです。
編み目の個数の目印になるものです。
編み物の中には目数が数百を超えるもの、また帽子のように目数を減らしながら(すぼまりながら)編んでいくアイテムなどもあり、目印があった方が便利です。
ただ、目数リングの代わりに糸を短く切って結んでおけば目印になるのであれば便利かなあといった程度。
私はここ2年、目数リングを必要とするものを編んでいないので、誰しもが使うアイテムでもありません。必要に応じて買い足す感じで良いと思います、100均にもあるし。
編地を落ち着かせ、形を整える|アイロンセット
編みあがった編地はくるんと丸まったり、手の”クセ”でちょっとずつ歪みが出たりします。上手い・下手かかわらずこれはどうしても出ます。
上の写真のようにピン留めしてたっぷりのスチームを当てると、編地を落ち着かせてクセを取ることができ作品の見栄えや、編地そのものの扱いやすさがとても向上します。
レシピ本の整った作品写真は、スチームアイロン済ということでほぼ間違いないでしょう。
スチームアイロンを使うときは、糸ラベルの素材を確認して温度の設定に気を付けて下さい。素材にもよりますがプレートを押し当てずに、2センチくらい浮かせる気持ちでかる~くかけるのがポイントです。
またピンの頭はプラスチック製だと溶けるのでガラス玉になっているものがおすすめです。
私はオーソドックスなパナソニックのスチームアイロン(↓)を使用しています。
ほつれ止めや作品の仕立てに大活躍!|手芸用ボンド
手芸用ボンドはマフラーやセーター、コースターといった物では基本的に使用しません。私は下記のようなシチュエーションで使用しています。
- 裏地を付けたいとき
- モチーフ同士の接着
- がまぐちなどの金具を付けたいとき
- レース糸など細い糸の糸端の処理
裏地は縫うよりも早く、キレイに付けられる場合も多いです。
中でも洗濯OKの 裁ほう上手は多用していて、ブログでも何度も登場するイチ押しのアイテムです。
使い勝手&デザイン性のUPに|布生地&裁縫セット
布生地や裁縫セットは、ポーチやバッグといった袋物を仕立てたいときに必要になってきます。
編地が伸びてしまうのを抑えたり、レーシーな編地(透かし編みで言ってみればスカスカ)を作品に仕立てたいときは裏地を付けることで、作品の実用性が大幅にアップします。
また、布生地を使うことで作品のデザイン性がUPすることも!
(参考)具体的な裁縫道具については長くなるので別生地にまとめています。
繊細なレース編みやモチーフを編んでみよう!|レース針
繊細なレースや花モチーフは、レース糸と呼ばれる細めの糸を編むため、先端のフックが小さな「レース針」を使用します。
編み方や編み記号は「かぎ針編み」も「レース編み」も共通なのですが、レシピ本などでも「レース編み」「レース針」などと用語が分かれています。
ふつうのかぎ針よりも細い分、レース針を使う作品は少し難易度がUPしています。
このため基本的な編み方をマスターしてから、レース編みに挑戦したほうがいいかと思います(個人的に)。
レース針は100円ショップでは見かけないアイテムです。
メーカー品の値段はかぎ針とほぼ同じくらい。私はかぎ針と同じくアミュレのセットを使っていますが、大抵のものは編めています。
私もレース編みが好きで、特にお花モチーフを使った作品は手染めのオリジナル糸を使ってみたり、パターンを考えて色々編んでいます。
レース編みのお花はレシピ本も素敵なものがたくさんあるので「これは」という物を選んでみても、とっても楽しいと思います(⋈◍>◡<◍)。✧♡
寸法出し&アクセサリーやがま口を仕立てよう|工具類
これは改めて購入しなくとも、ご家庭にあることも多い道具なのではないかと思います。
50 cm測れる透明な定規が100均で買えるのですが、使いやすく個人的にはおすすめ。
「きり」のような道具は「目打ち」といって、編地に穴をあけたりカドを出したりと細かな作業に使います。私の場合は編みがま口を作る時に使うことがほとんどです。
作品のデザイン性をUP|副資材
ヘアゴム作りにはリングゴム、ブローチづくりにはブローチピン、という風に必要不可欠なパーツもありますし、写真のようにデザイン性をUPできる副資材もあります。
編地はそれだけでも可愛いです。
そこにアクセントとなるリボンやボタンを付けると、かなり可愛さが違ってきます。
こういった副資材は100円ショップでもありますし、専門店も本当色々です。
要らなくなった服やカバンを捨てる前に、パーツを取っておいても後々使えます。
補足
使う機会は限定的ですが、当ブログで扱っている道具系の記事をまとめます。
手染め
レース糸を染めてみた|道具、ざっくりしたやり方などの記録 - 空気クレヨン
まとめ
色々と紹介しましたが、まずはかぎ針、とじ針、ミニハサミの3点と好きな毛糸があれば始められます。
編み方についてもYoutubeの動画やWebサイトが見られれば大抵のことは解決します。
当ブログでも初心者さんに向けたレシピの記事がありますので、あわせて参考にして頂ければとても光栄に思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。