かぎ針で編む、裏地付きペンケースの作り方を紹介します。
編む部分はくさり編みと細編みだけでとっても簡単。ステップごとに写真も掲載しているので初心者さんでも挑戦しやすいアイテムです。
さらにボンドを使用して縫う部分を最小限に減らした、裏地の付け方も紹介しています。
それでは、目次からどうぞ!
用意するもの
- お好みの糸(今回はボーダー模様のため2色)
- かぎ針
- とじ針
- ハサミ
- ボタン
- 待ち針
- 洗濯バサミやクリップ(あると便利)
- 紐(コードを編んで代用可)
- 定規&メジャー
- スチームアイロン
- 方眼紙(あると便利)
裏地をつける場合追加で、
- 裏地用の布
- 縫い糸
- チャコペン(シャーペンで代用可)
- 布用ボンド
私はピエロさんの「さわやかコットン」(→公式)と「海のイロ(廃盤商品)」を使用して編みました。合計42g使用です。
編み方
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作り目をして、本体を編む
最初にかぎ針4号で、鎖編みを編みます。
次に、2号のかぎ針に持ち替えて2段ごとに色替えしながら細編みの往復編みをしていきます(鎖編みの裏山を拾ってください)。
今回は86段編み、サイズは横20cm×縦23.7cmになりました。
Point- 次の段に細編みが来る作り目の鎖編みは、細編みをする針よりも1~2号太い針で行います。鎖編みの裏山を拾いやすくなる効果があります。
- ペンケースを作る場合、横幅の目安は19cm~です。縦幅は編みながら調整していきます
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ピン打ちしてアイロンで整える
本体が編めたら、待ち針を打ってスチームアイロンをかけて形を整えます。
方眼紙は簡単・綺麗に形を整えやすくおすすめ。アイロンをかけたら、完全に冷めるまで放置します。
Point- アイロンの温度やかけ方は、使用している糸のラベルにある情報を参考に、糸端やスワッチで確認してからが安心です。
- プラスチックパーツの待ち針は熱で溶ける可能性があります。直接当たらないように注意するか、ガラス製・金属製の頭の物を使用しましょう。
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3つ折りにして、両端を細編みでとじる
ふたをお好みの長さにして三つ折りにし、図の1,2,3のラインを細編みにしてとじていきます。編地が重なっている部分は2枚同時に編地を拾って細編みをします。
3のラインを下から上に向かってぐるりと閉じていきます。
1と3のライン(ペンケースのサイドのライン)は本体の細編みの数だけふち編みを入れると、細編みにつられて長くなるので、細編み3段につき2個のふち編みを入れる割合で細編みを入れます。
この割合で細編みを入れると多少ひきつるのですが、つった部分はスチームアイロンを当てると気にならなくなります。
ここの工程は、写真や説明だけでは少々分かりにくいと思いますが、実物を手にしながら行うと理解しやすいです。Point細編みの往復した編地。表と裏で見た目の印象が結構違っています。お好みの面が表にくるようにとじましょう。
はぎ合わせ&ふち編みするとこんな感じになります。
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ボタンをつける
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ふたの下端にお好みのボタンをつけます。
ボタンの種類で結構印象が変わってくるので、編地に当てながら好みの物を探しました。
今回はMymamaさんで購入したコンチョボタン福袋に入っていたもの。
福袋形式なので画像の物が入っているとは限りませんが、種類指定で購入できるものもあるのでよかったら探してみて下さいね。 -
紐をつける
本体にぐるぐると2回巻き付け、そこからさらにボタンにぐるぐると2~3回巻いた長さくらいでカットします。長さはお好みですが、ケースに中身を入れると多少膨らむので、多少長めに調整するのが良いかと思います。
私はスエードコードが好きですが、他にもお好みの紐や、紐が無い場合は糸でくさり編みをしたり、スレッドコードを編んで代用してくださいね。編むのはここで終了、これ以降は裏地になります。
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裏地用の布を採寸する
内布サイズですが、端から端までぴったりのサイズで採寸します。
今回は、横20.4センチ、縦が15.8+8.0=23.8センチとなりました。
サイズを測ったら、布に書き写します。私はシャーペンで直接書いちゃいますw
書いたら、四方1.5cm程度の余白(糊しろになります)をつけて裁断します。
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裏地布のアイロン処理
ペンケースの大きさに合わせて手で折り目を付けた後、さらにアイロンをあてて形を整えます。布の模様に上下がある場合は、布の向きに注意してくださいね。 -
ボンドで裏地を作る
縫う部分を減らすために、布用ボンドを使って作業していきます。色々種類があるかと思いますが、私はコニシさんのボンドを愛用しています。
ジェルタイプ・スティックタイプがあるのですが今回はジェルタイプ。ヘラで延ばすのを省くと、裏に染み出しやすくなったり糊しろが歪んだりするので要注意(実体験 (;・∀・)。アイロン無しでも接着できますが、アイロンがあると時短(あて布使ってくださいね)。
→【布用ボンド】今回使用。裁ほう上手はコチラ -
まつり縫いで裏地を本体に取り付ける
裏地を本体に入れてまつり縫いで取り付けます。
まつり縫いをしているうちに本体と裏地がずれてくるので、待ち針か洗濯バサミなどで仮固定しておきましょう。まつり縫いに使う糸は、布や編み地に近い色だと目立たなくていい感じです。
完成♪
ひと手間かかりますが、裏地があると使い勝手がUP。
私はテキトーな布で作ってしまいましたが、お気に入りの布で作れば開ける度に気分も良くなりそうですね♪
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました♡
《今回使用の糸&資材》
→【公式】さわやかコットン【全20色】 中細&色数豊富で使い勝手◎
→【布用ボンド】裁ほう上手 ラクチンで洗濯OK!服の補修にも。