時々レース糸を手染めしてお花とか編んでいるtreesです。
手染め=材料からハンドメイドなので、よりオリジナリティの高い作品を作ることができ、編んだ物はより愛着が持てます!
今回は、普段私が行っている手染めの道具・やり方を紹介しますが、自己流の部分が多く、あくまでも私のやり方で染めてみたといった記事になります。
- 糸の種類
- 染料の調合具合
- 染料の濃さ
- 温度
- 放置時間
- 洗い方 など。
こういった条件でもすごく色が変わるので、よく言えば一期一会なオリジナル糸になります(量産にはむきません)。
今後やり方も変えていくとは思いますが、あくまでも現時点でのレポートとして読んでいただければと思います。
使用するもの
染料
染料には固形(粉状)、液体があります。
また、染めたい糸の種類(ウールなどの動物性orコットン・リネンなどの植物性)によって染料の種類も変わります。
私の場合は混合が簡単そうな液体、そしてコットンレース糸やリネンを染めることが多いので【液体染料】ベストカラー 60mL 綿・麻・レーヨン用を使用しています。
60mLサイズで1本400円ぐらいですが、水に薄めて少量ずつ使うのでだいぶ長持ちしそうな感じ。
ある程度基本的な色を買って、混色しながら使っています。
紅茶染めや玉ねぎの皮といった身近なものでも手染めができるようです。 当記事では扱いませんので、興味ある方は「草木染め」「紅茶染め」などのキーワードで検索してみてください。
レース糸
今回の記事で染めたのはオリムパス金票40番レース糸のホワイトです。
この糸に限らず、まずは身近にある糸、よく使う糸で試すのが良いかと思います。
道具類
- スポイト、シリンジ類
- 水用の容器(写真右上)
- 混色用のパレット
- 筆
- 混ぜて作った色染料の保存容器(何本か)
- バット
- ビニール袋
- 汚れてもいい服
シリンジですが、100均のハンドメイドコーナーにありました。液体の混合用で先端は丸く針にはなっていません。スポイトよりも使用量が分かりやすく便利ですが、絶対必要かと言われればそうでもないかも。
そのほか、化粧品の小分け容器(トラベル用)を何本か買って、混色液の保存用に使っています。
混色は記録がベター
原色や、染めてみた感じを見るためにミニサンプルの糸束を作っていて、染めたものを紙に貼って管理しています。
- 混色した色
- 色の割合(赤:青=1:1など)
- 水にどれくらい薄めたか
- 染めた糸の種類(メーカー、糸の太さなど)
こういった記録を残しておくと、後々の参考になります。
このサンプルで良いなと思った糸を、もう少し多めの糸で染めるようにしています。
手染めの方法
糸を「かせ」にする
椅子の背もたれなどに糸をぐるぐる巻きつけていきます。
椅子と一緒にぐるぐる巻かれているのがおむつのパック…。というのも、染めた糸がちょっと縮むみたいで、椅子単品だと染めた後、背もたれに戻せなくなったことがあるからです。
椅子に何か挟んでぐるぐる巻き付けるのがいいかと思います。
巻き付けたら、4か所くらい別の糸で縛って絡まないようにします。
色を乗せる
カセにした糸に水を含ませ、軽く絞ってから使っています。
濃く染めたいときは、この段階で30秒ほどレンジでチンして使っています。その場合はレンジOKのビニール袋に入れて、火傷に注意してください。
色を乗せる
筆やスポイトで、混色した染料を乗せていきます。
写真のようにまずは薄めに乗せて…、
だんだん濃くしながら染めています。
放置~洗浄
少し放置してから、おしゃれ着洗剤のエマールを使って洗浄しています。
といっても、ここでほとんど色落ちしません。
3パターン染めてみました。染めた後、清潔なタオルに挟んでざっと水気を取ってあとは普通の洗濯ものと同じように、干して乾燥させます。
夜のキッチンで撮っているのでめちゃくちゃな色味になっていますが、実際はもう少し柔らかめな色合いです(笑)。
完成
乾燥したら、再びいすの背もたれに戻し、糸玉に巻いて完成です。
かせ繰り機や糸巻き機があると、ここにかかる労力をかなりカットすることができます。
染めた糸を編んでみました。
まとめ
手染め糸は中々思った通りの色に仕上げるのは難しいです。私も随分糸を捨ててきました…。
が、色を乗せて乾燥を待っている間もわくわくして楽しいです。
手染糸は色の濃淡やぼかしが出るので、もっぱらこんな感じのお花モチーフに使っています。
いつかウールも染めてみたいな。
それでは、また次回の更新でお会いできると嬉しいです。