かぎ針で編むがま口:口金の付け方を写真付きで紹介します。

ころんとしたフォルムが可愛いがま口ですが、かぎ針で編むこともできます。

口金を付ける作業は一見難しそうですが、落ち着いて行えば大丈夫。

 

今回の記事では、細かいポイントまで写真で解説するので、編みがま口に挑戦したいかたは是非ご覧ください。

 

 

 用意するもの

  • がまぐち口金(100円ショップでも手に入ります)
  • お好みの糸
  • ボンド
  • ペンチ
  • マイナスドライバー

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キャンドウの口金には取り扱い説明書&紙紐が付属しています。

口金はキャンドウで入手しましたが、セリアやダイソーなど他の100均でも売っているのを見かけます。円形のものや角形のもの、また口金に穴が開いていて縫い付けるタイプなど色々種類がありますが、今回は写真にあるような円形・はめ込み型の口金を使用しました。

 

口金の大きさに合わせて底を編む

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まずは、がま口の底となる部分(円形)を編んでいきます。

サイズは180度全開まで開いた口金よりも気持ち小さめの大きさが良いと思われます。

 

というのも、円形を編んだ後増減なしで立ち上げていくのですが、どうしても手の癖で広がってしまう場合が多いかと思うからです。

円柱にはならず、軽くお椀型になるというか…

また、編地は引っ張って伸ばすことはできますが、縮めるのは難しいので。

 

こちらはZAKKAストアーズのロワールコットンというレース糸を2本どりで編みました。

 

 目数の増減なしでぐるぐるとサイドを編む

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底が編めたら、その目数のままぐるぐると高さを出して編みます。

前回は、オール細編みで編んだのですが、今回は底を長編みにし、再度は松編みで編んでみました。その分高さは出やすいので早く編め、また編地の密度が減って多少あたりが柔らかくなった感じがします。

 

途中でさわやかコットンに切り替えて編んでみました。

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ちなみに、ロワールコットン(水色)とさわやかコットン(白)の編地の比較はこんな感じです。ロワールコットン2本どりと、さわやかコットン1本だと太さはほぼ同じで編めます。

 

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だいたい目的の高さまで編んだところです。

目安としては底の直径とおなじか、やや高いくらいの高さまで編んでいます。

もちろん、そのあたりは用途や好みに合わせて、で…★

 

口金をつける準備

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口金をつける道具です。

細めの綿棒があると細かい所も作業しやすいと思います。

あと、ボンドがはみ出したときにすぐ拭きとれるように、固く絞った湿らせた布なんかがあるといいと思います。

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紙紐は編地と口金の間に挟むのですが、あらかじめ4本に分けて切っておくと作業中焦らずにすみますよ。

 

口金にボンドを塗って編地を入れ込む

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ボンドを口金の溝に塗って…

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綿棒で、ある程度均一に伸ばす。

 

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ボンドが塗れたら、編地を手で差し込んでいきます。

できたら、ドライバーなどで奥に押し込んでおきます。

 

紙紐を挟む

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紙紐は布地の表側&裏側に挟みます。
口金からはみ出した部分はカットします。

 

口金をとじる

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最後に、口金の端っこだけペンチで軽く圧迫して閉じます(計4か所)。

全体は閉めないので注意です。

このとき、口金を傷つけないように布を当てて作業するようにします。

 

本体完成&整形

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こうしていったん本体が完成しますが、形がくたっとしています。

中にハンカチ等をつめて丸く形を整え、スチームアイロンをあてて整えてあげます。

 

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これで本体が完成です!

好きなモチーフをつける

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 今回のがま口は、その形を生かして紫陽花をモチーフにしたいと思って作っていました。ちょうど、ダイソーで紫陽花によさげなレース糸を買ったのもあって。

 

紫陽花の小花をたくさん編んで、本体に縫い付けました。葉っぱはアイリッシュクロッシェの葉っぱのモチーフで編んでみました。

 

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縫い付けると、こんな感じになりました。

爽やか&シンプルな感じ。

 

紫陽花の小花は一つ一つは簡単に作ったのですが、たくさんくっつけることで立体感も出てそれっぽくなりました。

 

<<口金サイズ>> 8センチ or 9センチの比較

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横並びで比べてみました。

1センチ口金のサイズが違うだけで、全体のサイズ感も結構違って仕上がりました。

 

8センチの物は飴ちゃんポーチですが、9センチのものはクッキーとかも入るかな?

分かりにくいたとえですみません。

 

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がま口はデザイン違いで色々作ったら楽しいです。

口金作業は慣れると15分くらいで出来るようになるので、初めての方も挑戦してみてくださいね。